整体院向けのおススメ電子カルテ7選

今ある資源を有効に使う働きをしているところも多く、ストック型社会に向けて様々な動きが見られます。そんな中で医療機関ではペーパーレスで資源を無駄にしないと言う動きが増え、電子カルテを導入するところが多くなっています。整体もれっきとした医療機関ですが、他の診療科目とは毛色がやや違います。そんな整体で実用化されている電子カルテを紹介します。どれも使い勝手が良く、現場の声が反映された上で開発されています。

 

イーファス

イーファス

鍼灸整骨院のグループ総院長が開発を進めているイーファスは、2015年に一般公開された新しい電子カルテシステムです。クラウド上にサーバを構築していてバックアップがしやすく、且つAIを搭載しているので独自分析をしながら保存が出来ます。患者ごとに筋肉や関節におけるアンバランスさを194万通りも分析してくれるのはイーファスだけのメリットです。

患者と医師との連携がしやすくなる事で、互いに信頼関係が生まれるので治療へのモチベーションも上がります。他にも調整理論や施術の視覚化など、整体の現場には嬉しいことばかりです。スマホアプリである「からだセイバー」との連携が可能なので、セルフケアのモチベーションも高まります。

導入費用は問い合わせを行ってからなので公開されていませんが、手厚いサポートも含めてどの整体にも導入の価値があるシステムと言えるでしょう。

 

カルテプロ

カルテプロ

カルテプロは分かりやすさで人気を得ています。このシステムは「使い倒すつもりで使って欲しい」と言う思いを元に開発されたシステムです。設定や分析方法をメールでレクチャーするのはもちろんですが、顧客媒体のデータをプレゼントしてくれるサービスもあります。

顧客のデータ集計・分析だけでは無く、複数の顧客宛に宛名印刷やメールの一括送信も可能です。RAIDシステムを使っているため、1つのサーバがダウンしてもミラーリングしているので安心出来るのもカルテプロの特徴と言えます。

使用量による課金制度を導入していて、3000円から電子カルテを使えるのは大きな魅力です。30日の無料体験版も提供しているので、お試しで使いたいクリニックにも向いています。紹介キャンペーンやスクリーンショット提供など、ユーモラスなサービスを提供しています。

 

ABACUS カイロプラクティック・整体

ABACUS カイロプラクティック・整体

シンプル且つ分かりやすさを追求するならABACUSがおすすめです。顧客管理は1画面でまとめて見ることが出来ます。また、見やすいだけでは無く、来院履歴や売上など必要な情報がしっかりと掲載されています。カルテ検索も50音・名前・電話番号など複数のデータからソート出来るのも使い勝手の良さに繋がるでしょう。

システムを大まかに分けると顧客管理・売上管理・予約管理の3つなので、電子カルテを初めて導入した整体でも迷う事はありません。会員証・スタンプカード、割引券の作成・発行が出来るので他店との差をつけることも出来ます。

販売価格はダウンロード版だと18800円、CD-ROM版だと20800円です。30日の無料体験版も提供しているのでリスク無く導入できる点も大きなメリットになります。WEBには取扱説明書がアップロードされているので、万が一の際も安心です。

 

整体・鍼灸Pro.21

整体・鍼灸Pro.21

整体院はもちろんの事、鍼灸院やカイロ・マッサージと広く対応している整体・鍼灸Pro.21はスタンダード版とプロ版に分かれています。スタンダード版はカルテ管理・予約管理に顧客分析表など、整体で利用する機能が搭載されているのが特徴です。人体図やサイクル、グラフなど現場特化した機能も搭載されているので従来のカルテ以上の機能です。

スタンダード版は35000円とリーズナブルなのも導入検討しているクリニックにとってはメリットに繋がります。

プロ版はスタンダードの機能にプラスしてクラウド転送やバックアップ、患者問診表の入力、出納帳など経営に必要な情報を入力出来るので申告の際にスムーズです。プロ版は58000円とやや高額ですが電話・メール・アプリでのサポートを行っているので、価格と見合ったサービスを提供していると言えるでしょう。

 

WHITE KARTE

WHITE KARTE

診察や状況に合わせてカルテを自由にカスタマイズしたい。そんな整体院に向いているのがWHITE_KARTEです。現場の意見を取り入れながら使いやすい様にカスタマイズに特化したシステムなので、業務効率を考える医院から支持を得ています。来院分析機能、一斉メール送信機能以外にも、社員管理・検索が出来るのでヒューマンエラー防止に繋がるでしょう。

また米国政府が公認している暗号化手法を使っているので、ハッキングの心配もありません。

体験版はWEB上からダウンロード可能で導入費はソフト費用が40万円、機器やシステム導入費が12万円の初期費用の合計は52万円程度です。それにプラスして月額1万円の運用費が掛かります。

 

H-one

H-one

WEB上にカタログ配布をしているH-oneは、接骨院や整骨院・整体院で利用しやすい様にユーザーの声を集めて作った電子カルテシステムです。新患の手続きは時間がかかりますが、H-oneは保険証リーダーが付いているのでスムーズに手続きを行えます。リーダーにはおき忘れチェック機能が搭載されているので、不慣れな方や高齢者でも安心して使えるのが特徴です。

磁気ロイコカード診察券発行システムや手書き機能が付いているので、従来のカルテ同様自由度が高く安心して使えます。管理画面も必要な情報を見やすくまとめていて直感的な操作が可能です。

電話やメールサポートはもちろんの事、実際の訪問サポートやリモートネットワークを使ったサポートも行っています。導入費用は公開していないため、事前に問い合わせが必要です。

 

3Karte

3Karte

3Karteはクラウドを通じてシステム構築しているので、複数の端末からのアクセスが可能性です。パソコン・スマホ・タブレットどの端末からでもアクセスしやすく、操作性も同じなので迷わないのもこのシステムの特徴と言えるでしょう。

受付から問診表、カルテに申請書・レセプト処理まで全てこのシステムで出来るので、完全ペーパーレスを目指す整体から注目を集めています。電子カルテと言っても手書きベースなので紙媒体と同じ感覚で記入出来ますし、経過や処置内容を音声入力することが出来るので、幅広い患者さんに対応出来るシステムとなっています。

保険証スキャン・負傷履歴・レセプト出力が可能なので、3Karteだけで運用出来ます。従来の電子カルテやシステムよりもコストダウンを測っているので、大手だけでは無く、中小クリニックでも導入しやすいです。

 

まとめ

整体院は他の診療科目と違い、人体図や筋組織のレイアウトが必要です。そんな特徴的な診療科目に対応した電子カルテをいくつか紹介してきました。多機能でありながらシンプルな操作性、あるいはカスタマイズが出来るものが多く、他医院と差をつけるためには自分のクリニックの特徴に合わせながら導入していくと良いでしょう。

導入費用に関しては月額、一括支払いと様々なのでまずは相談が必要です。体験版を提供している企業もあるので、お試しで使うのも賢い方法です。